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マレーシアが頭を抱えるウミガメの卵密輸問題

動物の生態を記録したドキュメンタリーなどでおなじみなのが、ウミガメの産卵。波打ち際からノタノタと上がってきたカメが砂を掘り、その穴に産み落としていく光景は神秘的ですらある。また孵化したあとの赤ちゃんが波寄せる浜を海へ向かう光景も、生命の尊厳をまざまざと見せてくれるものだ。このウミガメ、今は種を絶滅の危機から守るワシントン条約の対象になっていて、手厚く保護されている。ところが、マレーシアのサバ州サンダカンではこのウミガメの卵が食品として売買されている!一個七十マレーシア・セントというから、日本円にして三十円くらい。日本で買う普通の鶏卵よりちょっと高め、ビタミン強化とか地卵と呼ばれる特別品に比べれば安い値段で買えるのだ。魚市場でこれを商うのはフィリピン人で、禁制品と承知のうえでの密輸だ。採集地は、サンダカンから北東三十五キロほどのフィリピン領タガナ島だという。サバ州とフィリピンとの境界にあるスールー海の島々は、ウミガメが産卵のために上陸する場所として知られており、マレー社会ではこの卵は精がつくと珍重されてきた。それがワシントン条約ができてからも続いているのだ。栄養的には鶏卵より落ちるから、何も無理して密輸することはないのだが、白身はゆでても鶏卵のように固くならず、プリン状のまま。独特の舌触りに病みつきになる人が多いせいでもある。当分のあいだ、フィリピン人業者とマレーシア当局とのいたちごっこは続きそうだ。

機内食の「秘密」と味わい

かつて機内食は、海外旅行で味わう最初の楽しみのひとつだった。もちろん現在でもそうした部分は残っているのだが、海外旅行が日常化した昨今では、機内食のありがた味は少しずつ薄れてきている。その理由のひとつに、“機内食太り”というのがある。つまり、海外に出る度に機内食でコッテリしたステーキなどを食べていると、外国に出る機会が多くなった分、帰国してからムッチリ太ってしまうのである。そこで各国のエアラインは、全体として機内食の低カロリー化を進めている。要するにこれからの機内食は豪華さを維持しつつも、どこもアッサリ、ヘルシーな方向に進んでいくと考えられる。そして、それではお腹が減って困るという客に、様々な間食を用意するという方向に変わってきている。また更に将来は、出発前に各空港のラウンジなどでゆっくり食事を摂り、機内では飲み物やヘルシーなサラダなどを食べる、ライト感覚の機内食になりそうだ。

読谷村の『ゆいな農協』に聞いてみる

読谷村の『ゆいな農協』に聞いてみると「そんな話をよく聞くが、こちらでは研究とか実験とかはしていない」とのことで「農業試験場に聞いたら?」とアドバイスを受けた。そういうワケで那覇市の沖縄県農業試験場に問い合わせ。そこで、「イモのことなら具志川市」と、園芸支場・根茎研究室を紹介してもらった。応対してくれた根茎研究室の職員によると、土壌の質も若干関係するが、肥料の配合バランスと与える時期、量が適当で、一定の栽培条件があれば、ある程度、紅イモのできは安定するという。土壌は赤土でなくても、島尻マージ、謝刈マージと呼ばれる白っぽい粘土質の土壌だったら紅イモは育つらしい。赤土の読谷村以外に、同じく沖縄本島の中部にある与那城町や、南部の糸満市でも紅イモは栽培されているとのこと。湿り気の強い土壌だとイモは入りにくいらしいが、この職員によると、結果的にはどこでも紅イモはできるようなのだ。現在、県内で栽培されている紅イモの種類は、「宮農36号」「備瀬」「中ムラサキ」「名護まさび」「アヤムラサキ」の5種類。鹿児島県のムラサキイモとは品種が異なる。最近は別名・読谷紅イモと呼ばれるキメが細かくクリーミーな肉質の「備瀬」の人気が高い。5、6月に掘り採った紅イモは、色が薄いため、普通この時期には収穫しない。農業試験場では、植えつけは3月から11月中旬までの期間を指導しているというが、農家の都合もあるらしく一定していないようだ。『ゆいな農協』によると、読谷村ではサトウキビとの兼業農家もあるせいか、9月から12月中旬までが収穫期になるようだ。紅イモは肥料さえ気をつければ、紫色になることかわかった。


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